進撃の巨人・エレンは何がしたかった?地ならしの目的や闇落ちの理由についても

進撃の巨人のファイナルシーズンで闇落ちしたと言われるエレン・イェーガー

壁の外の真実について知った後のエレンは独断でマーレ国のレべリオ収容区を襲撃したりイェーガー派を引き連れてジークとの接触を強行したりと、危険な行動が増えていきます。

しまいには地ならしを発動して人類の大量虐殺をしましたが、その目的は何だったのでしょうか?

今回は、エレンは何がしたかったのか、地ならしの目的や闇落ちの理由を解説していきます!

この記事でわかること
・エレンは何がしたかったの?
・地ならしをする目的は?
・エレンはなぜ闇落ちしたの?

進撃の巨人・エレンは何がしたかった?

まずは、エレンがしたかったことを解説していきます。

仲間を守りたかった

エレンが暴走したのは、すべてアルミンやミカサ、調査兵団104期のメンバーのためです。

以前エレンは列車の中で「お前たちが一番大事だ」と言っていますが、その思いは最後まで変わりませんでした。

世界ではエルディア人を「悪魔の民族」と呼び、差別してきました。

始祖の巨人の力を持つエレンは世界中が壁内のエルディア人に対して攻撃を仕掛けようとしているのを知ってしまったので、危機に陥っている仲間を救うために行動します。

同時に自分が地ならしを発動させて壁外人類の8割を虐殺することになるというのも分かっており、他に道はないのかという苦悩もありながら結局はそれしかないという答えにたどり着くのでした。

世界中を敵に回してパラディ島を危うい立場に追い込んだりしてエレンは暴走したかのように思われましたが、エレンにはちゃんと仲間を守るという意思があったのです。

ライナーが危惧していた通り、壁外の人類にとっては最悪の選択だったでしょうけどね。

実はエレンはこれらの思いを仲間に語っていて、始祖の力で記憶を消していたことが最終回で判明します。

エレンは本当は誰よりも仲間想いだったんですね。

この世を平らにしたかった

エレンには仲間を守りたいという思いももちろんありましたが、エレン自身の自由を追求したいという思いもありました。

原作の最終回でアルミンに対して、「お前達に止められる結末がわかってなくともオレはこの世のすべてを平らにしてたと思う」と言っているのです。

エレンは始祖の力でアルミンやミカサと戦って首を切られるという未来が見えていましたが、もしそうでなくとも地ならしを行いたいと思っていたというのです。

つまりエレンは抗えない未来に苦しみつつも仲間を守るために行動していたわけではなく、元から恐ろしい破壊衝動を持っていて、すべてを駆逐したいという潜在的な願望があったのです。

幼いころから壁の中で暮らす生活に疑問を抱き、壁の外には自由があると思っていたエレン。

生まれたときから父親から「お前は自由だ」と言われて育ってきたため、誰よりも自由を強く望んでいたのでしょう。

ところが壁の外は敵だらけだということがわかり、本当の自由を手に入れるために更地にしたいと思っていたのかもしれませんね。

調査兵団で海に行ったシーンで一人「向こうにいる敵全部倒せば自由になれるのか?」と言っていたことからも分かる通り、地ならしをしてこの世を平らにするという恐ろしい考えがあったのですね。

地ならしの目的について

続いて、エレンが地ならしをなぜ行ったのか、その目的を解説していきます。

地ならしとは?

まず地ならしとは、壁を作っている幾千万もの超大型巨人を動かして、あらゆるものを踏みつぶしていくことです。

107年前、当時のフリッツ王は束の間の楽園を築きたいと言ってパラディ島に三重の壁を築きました。

巨人大戦でマーレから7体の巨人の力を奪われたフリッツ王は戦争に嫌気がさし、できるだけ多くの国民を引き連れていき、始祖の巨人の力を使って記憶を改ざんしたのでした。

そのため国民は覚えていませんでしたが、壁は幾千万もの超大型巨人によって作られていたのです。

そしてマーレの王に、もしも壁の中に侵入してきたら始祖の巨人の力を使って超大型巨人を操り、壁外の人類を皆殺しにすると脅しました。

超大型巨人一匹でもあれだけ強力なわけですから、それが何千万体となると世界が崩壊するのも時間の問題ですね。

束の間の楽園を築くために、とんでもない脅威を持っていたわけです。

そして平和を望む王家からエレンの父親が始祖の力を奪い、それが壁の外はすべて敵だというエレンに継承されたわけですから、世界からしたらとんでもない事態だったのです。

実際にエレンは地ならしを発動し、人類の8割を殺してしまいますからね。

目的は話し合いのための時間を稼ぐこと

エレンが地ならしを行う目的は、敵から反撃する力を奪うことです。

世界中から狙われているパラディ島は、滅亡の危機に陥っていました。

マーレが持つ巨人たちや各国の対巨人兵器など、パラディ島の軍事力では到底抗えないほどの力で滅ぼされようとしていたのです。

ライナーやユミルが「壁の中には未来がない」と言っていたのは、そういうことだったのです。

壁内人類はその昔巨人の力を使って世界中を侵攻していたという歴史があり、そのことから「悪魔の民族」と言われ忌み嫌われています。

しかしアルミンたちは決して悪魔なんかではなく話し合いによる平和的な解決を望んでいますよね。

しかしそんな悠長なことを言っている時間はありません。

世界は今にも牙をむいて襲い掛かってこようとしているのです。

その時間を稼ぐためにも、強力すぎる敵の力を大幅に削らなくてはなりません。

エレンが行った地ならしは、壁外人類の8割を殺すことで大打撃を与え、敵も戦争どころではなくなるという状況を作り出すためでした。

実際に天と地の戦いの後、アルミンたちは和平会談に赴いています。

エレンは仲間たちが生き残れるような平和な時間を築きたかったのかもしれませんね。

エレンが闇落ちした理由

最後に、エレンが闇落ちした理由について考察していきます。

一人で背負い込む性格だったから

エレンの目的は上で書いた通りですが、本当にそれしか道は残されていなかったのでしょうか?

個人的には、エレンが暴走したのはエレンの何でも一人で背負い込んでしまう性格にあるのではないかと考えています。

エレンはこれまでも、何か起こるとミカサやアルミンにも言わずに一人で問題を解決しようとするところがありました。

幼い日々でも、自分より強い相手に喧嘩を仕掛けてアルミンやミカサが止めたり助けに入ったりするまで一人で戦う姿勢を見せていましたよね。

また王家の血を引く者でないと始祖の力を発揮できないと思われていた頃も、始祖の巨人の力を持つ自分が巨人化させたヒストリアと接触すれば始祖の力を扱えるかもしれないと思ったエレンは、ヒストリアの身を案じてそのことを黙っていました。

このようなエレンの対応からも分かる通り、エレンは一人で問題を背負いこむ傾向にあるといえます。

自分が始祖の巨人の力を使って地ならしを起こし、壁外人類の大虐殺をする未来を見たことも当然黙っており、そのために一人で行動してしまったエレン。

もし早い段階でアルミンやミカサにだけでもそのことを打ち明けていたら、少なくとも突然闇落ちしたとは思われないでしょう。

エレンの性格が別のものだったら、もしかしたらみんなで協力して未来を変えるという物語に変わっていたかもしれませんね。

元から破壊衝動があった

エレンが闇落ちしたもう一つの理由として考えられるのが、エレンが元からすべてを壊したいという潜在的な破壊衝動を持っていたという説です。

エレンは巨人に母親が食われたことで駆逐してやると誓ったわけですが、それ以前に、生まれたときからその衝動を持ち合わせていたんじゃないかと考えられるのです。

エレンは赤ん坊の頃の回想で、父親から「エレン、お前は自由だ」と言い聞かせられているのを思い出しました。

この自由については様々な解釈があると思いますが、この世のすべてを破壊してまっさらな大地にすることも、自由の一つですよね。

普通の人ならそんなことをしたいとは思わないと思いますが、エレンは幼いころから壁の中に閉じ込められて窮屈に感じていました。

その壁の外にも「しがらみ」はたくさんあり、それらをすべて一新したいと思っていたのかもしれませんね。

また、エレンは女型の巨人となったアニとストヘス区で戦った時、「俺は、この世のすべてを破壊する」「俺は自由だ」と考えていました。

さらにその後ミカサに、「あの時気持ちいいと思った」「体が壊れるのなんか清々するくらいだった」「何ならこのまま死んでもいいってくらい」と打ち明けています。

アニにボコボコにされた極限状態の中、エレンが思ったことは自分の命と引き換えてもいいから全部壊したいという破壊衝動。

主人公としてはかなり異例なキャラクターですが、闇落ちの願望は元々あったと考えられますよね。

まとめ

いかがでしたか?

エレンは何がしたかったのか、地ならしの目的や闇落ちした理由を解説してきました。

世界は敵だらけであり、侵攻されないためには話し合いをするための時間が必要でした。

エレンはその時間を稼ぐために、地ならしで大量虐殺を行って抵抗する力を大幅に剃ったのです。

またエレンには元々破壊衝動があり、この世からすべてを消し去りたいと思っていました。

自由を追い求め、地ならしを行ったエレン。

主人公が闇落ちするという、他のアニメでは見られない結末を迎えるのが、進撃の巨人の面白いところですね!